海野光弘版画記念館

海野光弘版画記念館

 昭和14(1939)年静岡市に生まれ、中学1年より本格的に版画を制作。昭和52(1977)年にはスイス美術賞展優秀賞を受賞するなど、版画家として第一線で活躍をしながら39歳の若さで急逝した版画家・海野光弘の作品を数多く収蔵、展示する記念館です。
 作風は、それぞれの風土の中でひたむきに生きる人間が描かれている作品が多く、木版の黒版の上に色を重ねた技法(陰刻)が特徴です。氏のやさしい人間観が表現されており、見る者の心に不思議な懐かしさを感じさせます。
 作品は、当館が平成11(1999)年に海野夫人から一括して寄贈を受けたものです。海野作品は他に、スイスプティパレ美術館、シカゴ美術館、浜松市美術館等にも所蔵されています。平成12(2000)年にオープンしたこの記念館は、白を貴重とし、日本家屋の黒との対比や中庭の緑との調和が美しく、穏やかな空間となっています。