熊野神社の大クスノキ

市指定文化財 天然記念物 
熊野神社(くまのじんじゃ)の大クスノキ 
平成13年3月26日指定 熊野神社 島田市牛尾1438

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大井川右岸にある牛尾山は山頂が台地状になっており、茶畑が一面に広がっています。今から400年前の慶長元(1596)年、村の守護神としてこの台地の南に熊野神社が勧請されたという記録が神社にあり、そこに大きなクスノキが生えていたということですから、このクスノキは少なくとも樹齢400年を数えます。樹高35m、根回り11mの大木で境内に太い根を広げて今なお旺盛な生命力を見せています。

地方に伝わる民話によると、牛尾山は、かつては相賀の地と繋がっており、このクスノキも大井川の左岸にあったといわれます。クスノキは安田の大シイ(県指定天然記念物)と始終川を挟んでけんかばかりして周りに迷惑をかけていましたが、二本のけんかに閉口した駿府の殿様が「二本の木には川のむこうでけんかをさせろ」と大井川の流れを変えてクスノキを相賀から切り離して安田と地続きにしてしまいました。クスノキとシイは、金谷の人々がかつて川だった牛尾や竹下を開墾していく姿を見守っているうちに仲直りしたということです。



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