大代大念仏

昭和62年7月27日指定 島田市大代地区

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遠州地方には、浜松を中心に遠州大念仏と呼ばれる盆行事が各地にあります。数名の演者が双盤や大太鼓、傘鉾などを担いで町内を練り歩き、道程の途上で念仏を唱和します。大念仏の起源は虫送りの行事と念仏とが合体して広まったものとされています。言い伝えによると、三方ヶ原の戦いで戦死した武田軍の将兵が亡霊となって周囲に害虫や疫病を撒き散らすようになったため、徳川家康がある高僧に亡霊の調伏を命じました。僧は念仏を敢行し、亡霊たちを成仏させたことが始まりだといわれています。大念仏は遠州各地に広がり、金谷の大代地区に伝わる大代大念仏はその東限になります。しかし、戦時中に道具は軍に供出され、大念仏を知る者も減るなか地元で活動を続けてきましたが、現在では行われていません。